公開ボタンを押す前に

公開前チェックリスト。

公開前の数分が、発信の信頼を守ります。 事実、見出し、広告表示、利益相反、プライバシー、AI利用、訂正可能性を、 読者に届ける前に確認します。

確認表

公開前に、少しだけ立ち止まる。

発信には勢いが必要です。 しかし、公開ボタンを押す前の数分には大きな価値があります。 日付は正しいか。 数字は確認したか。 見出しは強すぎないか。 広告や利害関係を隠していないか。 誰かを不必要に傷つけないか。 AIの下書きを人間が確認したか。

このページは、Press.co.jp の公開前確認表です。 すべての項目を毎回同じ深さで確認する必要はありません。 しかし、重要な発表、公式声明、謝罪、批判的内容、広告を含む記事、専門性の高い内容では、できるだけ丁寧に確認します。

公開前の確認は、読者への最後の礼儀です。

まず五分で確認する。

時間がない場合でも、最低限の確認はできます。 迷ったら、まずこの五項目を見ます。

五分チェック

  1. この文章は、事実、意見、広告のどれか分かるか。
  2. 日付、数字、名前、リンクに誤りはないか。
  3. 見出しが本文より強くなっていないか。
  4. 広告、協賛、提供、利害関係を隠していないか。
  5. 間違いが見つかったとき、訂正できる場所があるか。

基本チェックリスト。

通常の記事、会社発表、商品発表、創業者メッセージ、更新情報では、次の項目を確認します。

基本確認










0/9 完了

見出しチェック。

見出しは、読者が最初に見る言葉です。 本文より強い見出しは、読者を誤解させます。

見出し確認








0/7 完了

事実確認チェック。

重要な情報は、できるだけ原資料に戻って確認します。 AIの答え、SNS投稿、他媒体の記事だけで確認を終わらせないようにします。

事実確認表

  1. 重要な事実について、原資料または公式情報を確認したか。
  2. 日付、数字、固有名詞、引用、価格、条件を確認したか。
  3. 情報源の公開日、更新日、確認日を見たか。
  4. 確認済み、未確認、推測を分けているか。
  5. 未確認情報を確定事実のように書いていないか。
  6. SNS投稿を事実として扱う前に確認したか。
  7. AIの回答を情報源として扱っていないか。

公平さチェック。

相手に不利益な内容、批判的な内容、争いのある内容を扱う場合は、特に慎重に確認します。

公平さ確認表

  1. 相手に不利益な内容を扱っているか。
  2. その内容は確認済みの事実に基づいているか。
  3. 相手に確認や反論機会を用意すべきか検討したか。
  4. 読者が判断するための文脈を示しているか。
  5. 発信者自身に利害関係がある場合、明示したか。
  6. 見出しが相手を不必要に断罪していないか。
  7. 弱い立場の人を不必要に傷つけていないか。

広告・利益相反チェック。

広告、協賛、提供、アフィリエイト、自社商品、取引関係、家族や友人関係などは、 読者の判断に影響する可能性があります。

透明性確認







0/6 完了

プライバシー・被害配慮チェック。

公表できる情報でも、公表すべきとは限りません。 名前、写真、住所、勤務先、学校名、家族、健康、被害の詳細を扱うときは慎重に考えます。

配慮確認表

  1. 個人名を出す必要が本当にあるか。
  2. 写真や動画で本人や場所が特定されないか。
  3. 子ども、被害者、弱い立場の人を慎重に扱っているか。
  4. 住所、勤務先、学校名、家族情報を出しすぎていないか。
  5. SNS投稿を必要以上に広げていないか。
  6. 匿名化や要約で目的を達成できないか。
  7. 公開後に検索で長く残ることを想像したか。

AI利用チェック。

AIは編集助手です。 下書き、構成、校正、要約には役立ちます。 しかし、公開責任は人間に残ります。

AI確認








0/7 完了

公式発表チェック。

プレスリリース、会社発表、商品発表、公式声明では、読者が内容を確認できる構造が必要です。

公式発表確認表

  1. 発表者名、発表日、件名が明確か。
  2. 何を発表するのか最初の段落で分かるか。
  3. 実施日、提供開始日、適用日を分けているか。
  4. 対象者、価格、条件、制限が明確か。
  5. 予定と決定を分けているか。
  6. 問い合わせ先があるか。
  7. 公開後に更新や訂正ができる構造か。

謝罪・声明チェック。

謝罪文や公式声明では、感情だけでなく、確認済みの事実、責任、対応、次の行動を示します。

謝罪・声明確認表

  1. 何が起きたのかを確認したか。
  2. 確認済みの事実と確認中の事項を分けたか。
  3. 謝るべきこと、説明すべきこと、訂正すべきことを分けたか。
  4. 責任をAIや担当者個人に転嫁していないか。
  5. 読者や顧客が次に何をすればよいか分かるか。
  6. 問い合わせ先があるか。
  7. 更新、訂正、追記の方法があるか。

公開後チェック。

公開したら終わりではありません。 発信は、公開後にも読者から読まれ、検索され、共有され、指摘されます。

公開後確認表

  1. 公開ページが正しく表示されているか。
  2. リンク、画像、スマートフォン表示を確認したか。
  3. 発表一覧やサイトマップに追加したか。
  4. 読者から誤りを指摘された場合の連絡先があるか。
  5. 内容が変わった場合、更新日を入れられるか。
  6. 誤りが見つかった場合、訂正表示を出せるか。

Press.co.jp の公開前標準。

Press.co.jp のすべての記事と教材は、ジャーナリズムを教える教授が学生に安心して紹介できる水準を目指します。 このチェックリストも、その基準に基づいています。

Press.co.jp の結論

公開前チェックは、発信の信頼を守る最後の門です。

完璧な発信者である必要はありません。 しかし、確認する姿勢は必要です。 事実を見直し、見出しを見直し、広告表示を見直し、AI下書きを見直す。 その数分が、読者との信頼を守ります。

最後に

公開前の確認は、発信を遅らせるだけの作業ではありません。 自分の言葉を読者に渡す前に、その言葉が読者を誤らせないかを確かめる作業です。

迷ったら、公開前に一度立ち止まる。 その習慣が、発信を長く続ける力になります。

発信は自由です。 信頼は、確認から生まれます。